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走ると風が通って涼しいの

タウンニュースさんでの絵本コラム掲載が復活しました!

パートⅡです。

全5回の予定です。

 

タウンニュース足柄版2018年10月27日号(※画像の使用について承諾いただいてます) 
タウンニュース足柄版2018年10月27日号(※画像の使用について承諾いただいてます) 

娘が3歳の頃、いつも膝に穴の開いたズボンをはきたがりました。

ある時「なぜこれがいいの?」と訊ねると

「走ると風が通って涼しいの」と答えました。

ああ、子どもなりの理由があるんだなと気づきました。

「言うことを聞かない困った子ども」なのではなく、

ちゃんと、理由がある。

ただ、うまく言葉にできないだけなのかもしれない。

そんなことに気づかされる絵本です。

 

「おかあさんったら、あかのこと、なんにもわかってないんだよ」と

女の子が語るこの絵本を読むと、

我が子のうまく言葉にできない気持ちに

思いを寄せることができるかもしれません。

 

あかがいちばん

作: キャシー・スティンスン

絵: ロビン・ベアード・ルイス

訳: ふしみ みさを

 

出版社: ほるぷ出版 2005年11月初版

 

これね

いっつも

いっつも

膝に穴の開いた赤いズボンばっかり

はいてたのね。

「もう、それ、恥ずかしいからやめてよ!」と

どんなに言っても。

しかも、その穴がだんだん大きくなってるし。

 

「走ると風が通って涼しいの」

 

理由も聞かずに

頭ごなしに

言うこと聞かせようとしてたなぁ

(言う通りになんかなるわけないのに)

 

 

ぜひ、手にとって読んでみていただきたいです。